漆芸– lacquerware –
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漆師の台 売約済
長年使い込まれた塗師の作業台。垂れた漆を何度も何度も掃除しては汚れ、掃除しては汚れを繰り返し出来た景色。作業の過程の中でできたものですから作為を感じません。これらの類で大胆に漆が垂れているものと比べると主張は強くはないですが、物を飾るの... -
根来椀 売約済
使い込まれた味わいが抜群の根来の椀。ここまでの感じは、根来の椀は数あれど、そうそう無いと思います。高台の欠けている箇所に布が出ているので布を着せて厚い堅牢な塗りが施されています。端反り形で、手取りも軽いです。根来の魅力は味が一番評されま... -
蒔絵鏡箱 売約済
金梨地、総蒔絵、蓋裏にも蒔絵が施された鏡箱。状態は良好とは言えませんが、ここまで手の込んだものはかなり上手の品。擦れ、ヒビ、カケなどが生じております。古い漆芸品に関しては使用感はあるものと考えますが、状態の考え方には個人差がございますの... -
根来椿皿九枚 売約済
異なる根来椿皿が二種、五枚と四枚で計九枚まとめての販売です。使い込まれた根来らしい良い味わいです。箱には岩手県水沢市にある古刹「正法寺」伝来とあります。かなり使い込まれていますが、塗りは堅牢でご使用可能な状態です。しかしながら、漆の剥が... -
菊桐文蒔絵小箱 売約済
派手すぎない品の良い菊花と桐の花の蒔絵が施された蒔絵の小箱。味の良い桐箱に入っており「一乗院宮真敬法親王・・・」との貼札があり蒔絵の小箱も時代的には合っております。江戸中期に興福寺の別当であり、墓地も東大寺にある非常に奈良に深く関わりの... -
幾何学文丸盆 売約済
幾何学文様が表側全面に丸鑿で実に丁寧に彫られている丸盆。縁の部分も気を抜かず意匠が施されています。元々は漆が塗られていたようですが長年の使用によって表面はほぼ剥がれて木地が露わになり(一部漆が残っている部分もあります。)それからかなり使... -
篆書彫四方盆 売約済
余計な装飾のないシンプルなものが好まれるのが昨今の傾向ですが、そうじゃない方も個人的には大好きです。インパクトある篆書が彫られている四方盆。文人好みでありながら今の感覚でも違和感がないデザイン、時代を経た味わいも申し分ございません。栗ら... -
供仏台 売約済
供仏台と思いますが蝋燭の垂れた跡があるので仏前で前机として使われていたもののようです。黒い漆は経年で黒茶色に透けて変化し、縁の立上りは四方全部外れています。状態を考えるならば、決して良いとは言えませんが、それも含めてなんとも言えない味わ... -
漆塗曲げわっぱ 売約済
大中小と三つの小判形の箱が入れ子になっている弁当箱。製法は曲げわっぱと思われますが、側面に麻布が被せられ漆で仕上げられいるもの。あまり見ないタイプですが産地は浅学ながら分かりません。長年使い込まれているので、剥がれ、ヒビの痛みなどがあり... -
朱漆香合 売約済
朱漆の蓋物。蓋にヒビがありますが抜群の味わい。ちなみに下地に黒漆が施されていないので朱漆としました。おそらく寺院などで使われていたもので薬草などを入れていた容器かと思います。小さなものですが存在感のある味わいです。ヒビ、剥がれ、汚れ等ご...