焼締めの一輪挿し。細いフォルムが異国情緒を感じさせ、他の焼き物の花器とは明らかに異なる形状です。南蛮の焼き物自体なかなか産地の特定が難しいものらしいですが、その類に知識が乏しい僕は、おそらく南蛮だろうという程度で産地や時代は気にせず、このデザインで仕入れた次第です。形からシリア近郊のものの可能性もあるかもしれませんが、造りや土質、しっかりと焼きあがっている点などから東アジアのものだろうと思います。口にチップがありますが、古いもので馴染んでおり、個人的には全く気になりませんが画像にて良くご覧ください。浅学の為、花生けとしましたが、何かはっきりとした用途があるものかもしれません。見た感じそれなりに時代があるものと判断しております。蓋のスライド式の養生箱ありますが、オマケ程度にお考え下さい。枝ぶりの良いものなどは倒れてしまい、花が少し限られますが、小さな山野草など生けた際は恐ろしいほど花映えします。個人的に銅器が好きで、ここで紹介するのもの花器は、ほぼ銅製(たまに土器、須恵器)ですが、焼物も良いですね・・。推定16世紀。産地不明。
直径 4.5 高さ 18 (cm)
売約済 ありがとうございました。