仏教美術– Buddhist art –
-
春日八足案
小ぶりの脚が長めの八足案。脚が短かったり、幣帛・神饌・玉串を置く台ですので、今使うには少々大きかったりとなかなか丁度良い寸法のものが入手出来ませんでしたが本品は現代の空間には、理想的なバランス、寸法です。螺鈿や黒漆も施されているものが多... -
厨子入十一面観音坐像
個人礼拝用の小さな厨子に納められた十一面観音坐像。厨子の扉、屋根、台座の蓮弁の破損等らがありますが像本体は状態が良く、表情は端正で優しく、小さないながらも非常に丁寧に彫られており品格、古格があり、おそらく製作者の菩提寺などの本尊を写して... -
南都古材垂撥
Instagram Facebook Envelope この投稿をInstagramで見る Akihiro shirato(@akishirato)がシェアした投稿 古材で作られた垂撥。目の細かく詰まった柾目の枯れた味わい、上と下にある表情のある部分は古代寺院のものに多く見られる特徴です。中央部の凹凸の... -
ネズミ
Instagram Facebook Envelope この投稿をInstagramで見る Akihiro shirato(@akishirato)がシェアした投稿 銅板で形成された小さな鼠。顔つきは鋭さがあり可愛いと言うよりもリアル。小さな体で長い尻尾で、小ぶりですが存在感があります。古美術商目線であ... -
五輪塔板碑
Instagram Facebook Envelope この投稿をInstagramで見る Akihiro shirato(@akishirato)がシェアした投稿 板状の石に五輪塔が彫られている塔婆。慶長四年と刻まれており、ずっしりと重くやや青みのある凝灰岩です。北関東のものとは異なります。畿内の日本... -
銅造毘沙門天像
Instagram Facebook Envelope この投稿をInstagramで見る Akihiro shirato(@akishirato)がシェアした投稿 銅造の毘沙門天像。銅製のものでは数が少ない像容のひとつ。中世まで上がる古手のものです。小さいながらも色々なことから護ってくれそうな強さがあ... -
来迎寺乱版 売約済
比叡山の東麓にある聖衆来迎寺の乱版。仏教美術愛好家にはよく知られた木版。阿弥陀三尊来迎図の古い板木で刷られたもので今は刷られていないそうです。本品の表具などを見ると明治〜大正に刷られてものかと思います。汚れや折れ、日焼けなどはありますが... -
石造茄子形香炉
Instagram Facebook Envelope この投稿をInstagramで見る Akihiro shirato(@akishirato)がシェアした投稿 石で彫られた茄子形香炉。初見です。こんな珍しいものがあるのですね。柔らかな雰囲気で可愛らしいですが、細かな部分も丁寧に作られており、石工の... -
身代わり猿
Instagram Facebook Envelope 庚申信仰に基づくもので、軒先に吊るされている信仰玩具。奈良のものであれば「身代わり申」京都であれば「くくり猿」ですが、北陸地方にもあるのでいずれのものかは分かりません。富山のさるぼぼとは姿が異なるので違うかと... -
愛染明王坐像
Instagram Facebook Envelope 数の少ない像容でお探しの方も多い、あらゆる煩悩を菩提心変えるという修法の本尊である愛染明王坐像。細密な彫で大きな破損もございません。時代相応の経年による変化はございますが状態は良好と言って差し支えないでしょう...