仏教美術– Buddhist art –
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根来敷板 売約済
本来は四つ脚の膳だったものの天板です。識者が外れた脚の跡に補修を施し敷板としたものです。余計なものを施さず天板のみした潔さが、かえって魅力を増しているように思えます。朱の色、断文の感じを見ても室町~桃山時代と考えて差し支えないものです。... -
法隆寺古材敷板 売約済
聖徳太子ゆかりの寺で、日本人なら誰もが知っている世界最古の木造建築群であり日本初の世界遺産「法隆寺」の古材です。御存知かと思いますが、古い寺院が多い奈良は古材の宝庫。とは言え、敷板にできるものは希少でなかなか見つかりません。程よい枯れ味... -
経帙木製札(宝厳寺伝来) 売約済
経帙に紐で下げられていた木製の札。前所有者の情報では竹生島(琵琶湖)宝厳寺伝来とのことです。宝厳寺は、神亀元年(742年)に聖武天皇の勅願によって行基が開山、当初は東大寺の配下でしたが平安前期に比叡山延暦寺の傘下になり、観音と弁財天信仰で今... -
厨子 売約済
無駄なものが削ぎ落されながらも品格があります。薄い板で組まれた華奢な作りは都的な雰囲気を感じつつも適度な素朴さも感じます。大抵このような感じの厨子はどうしても、真っ黒で煤けて、素朴で、民衆的な印象のものがほとんどですが、これの厨子は何か... -
宝珠も持つ手 売約済
小さなものですが、宝珠を持つ手が可愛らしい残欠。地蔵菩薩、虚空蔵菩薩、如意輪観音なのかは判断尽きませんが、様々な宝物を生み出し、災いを退けると言われている宝珠を持つ手ですので、小さくて、置いとくと存在感があるものではありませんが、ちょっ... -
仏手残欠二点 売約済
平鑿で繊細に彫られた腕の残欠二点。細い指も折れずに残っているのも嬉しいポイントです。どちらも同じ像の腕と思います、明王なのか、千手観音のものなのか、これだけでは断定はできませんが、小さいながらも存在感があります。接合部の小口は新しいので... -
當麻寺東塔天平古材 売約済
當麻寺には西塔、東塔の二棟の三重塔がありますが、西塔は平安時代に、東塔は奈良時代末期に建築されました。両塔ともに国宝です(本堂の曼荼羅堂も国宝)。古代創建の寺で唯一、二つの塔が現存しています。この古材は東塔の丸柱の古材です。今回のものの... -
仏手 売約済
画像で見るとまるで仏手①と同じ像のもののように見えますが、違う像のものです。大きさが異なります。?親指が中に入っていないので忿怒拳ではないと思います。定印でしょうか。持物を持っていたのかもしれません。この手のみですとどのような像容だったの... -
仏手 売約済
味の良い煤けた肌の細い指が印象的な仏手。わりと大きさもあり、おおらかな彫で、指先に破損もなく、どこか女性的な雰囲気のある仏手です。全長13㎝ありますので、1m以上はある大きな像のものだったと推測されます。全体に丁寧に平鑿で仕上げられており、... -
大日如来坐像 売約済
胎蔵界大日如来像。法界定印を結んでいます。大日如来には智拳印を結ぶ金剛界大日如来と今回の像のように座禅の印の胎蔵界の二種があり、胎蔵界は遺例が少ないです。堅木材で彫られている為、台座まで一木造でありながら、欠損しがちな腕も状態良く残って...