文殊菩薩の乱れ版。日本三代文殊として有名な亀岡文殊(大聖寺)のものです。乱れ版といえば来迎寺のものが仏教美術愛好家の中では有名ですが、本品もそれに負けないなんとも言えない魅力があります。浅学のため板木の時代などは分かりませんが、何度も何度も刷られ摩耗した感じがたまりません。絹本に刷られているのは珍しく、表具も良いです。福島出身の僕は受験の時はお隣、山形の亀岡文珠まで・・というのはポピュラーでしたので何とも懐かしい気持ちになります。江戸時代。養生箱。
本紙 縦 75.5 横 33、 全体 縦 145 横 50.5(cm)
売約済 ありがとうございました。