愛宕山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神様。甲冑を纏ったお地蔵さまが馬に乗り戦国時代には軍神として信仰を集め、江戸時代になると火伏の神としても広く信仰されていました。状態は良いとは言えませんが、この枯れた独特の味わいは、やはり神を感じます。虫食いや風化の具合もこの像の魅力。三つの材を組み合わせた製法で、愛宕権現にはこのような作り方が多いです。状態が脆そうですが、前所有者が脚の脆い部分を目立たない様に樹脂を注入し直していますので、心得て扱えば問題ないかと思います。お好きな方なら気にならない状態かと思いますが、脚の長さが風化の為異なっておりますし(自立します)、欠損部、痛みなども多いもので半流れ仏のような状態です、充分画像にて御確認の上ご注文下さい。個人的には室町~桃山頃の古手のものと考えております。
縦 14 横 9.5 高さ 20.5 (cm)
売約済 ありがとうございました。