柄香炉とは僧侶が手の持って香を献じる道具です。蓮の花を模ったものが多いですが、ここまで立体的に繊細に作られたものはなかなかありません。特に香炉本体部分の蓮弁、柄の葉部分、柄の先部分の仕事は当時の限られたかなり高い技術を持った職人、工房でないと制作できない高いレベルのものと思います。時代を経た銅味も良く、材質も吟味されたものでしょう。蓋の丁番部心棒が古い時代の修理で鉄製のものに代わっていますが、それ以外は大きな痛みもなく状態は良好です。江戸時代。箱はございません。
縦 22 横 6.5 高さ 7.5 (cm)
売約済 ありがとうございました。