ならまち、十輪院にある興福寺曼荼羅石の拓本です。現在は覆屋の中にあり扉は施錠されており、なかなか全体を正面から見る機会がなく、格子越しにしか見れません。また、ご周知のとおり現在、拓本をとることはできませんので、これから新しいものが出ることは、まず、ございません。同様の構図は絵画では見られますが、石造物では、十輪院のもの以外類を見ない石造物では唯一のものです。時代は鎌倉時代。知名度は高くありませんが、拓本も多くなく、何と言っても単純に見ていて面白く、飾っても魅力ある拓本です。鑑賞に差し支えない程度かと個人的には思いますが、染みなどがございますので充分画像にてご確認下さい。桐箱。
本紙 縦 107 横 63.5、 全体 縦 185 横 80(cm)
売約済 ありがとうございました。