銅造の仏頭です。頭頂部の盛り上がり具合、肉髪や表情から高麗初期あたりのものではないでしょうか。非常に良い表情をしております。表面の風化から、出土品と考えます。発掘時、既にこの状態だったのか、どうかは判断できませんが、切った断面小口は他の同じような緑青の出具合です。まら頸の左右やや後方部分に小さな孔があります。何の穴なのかは不明。地金は銅色で、手取りはずっしり重いです。同時代の朝鮮半島のもので、ここまで整ったお顔は市場では、なかなかないと思います。台座から外せません。外そうとすると台の心棒の破損が心配なので試しておりません。
本体 縦 5.5 横 5 高さ 7、 全体 高さ 9.5 (cm)
売約済 ありがとうございました。