金工– metalwork –

銅製のカワセミの香炉。非常に綺麗な鳥で古くから宝石に例えられており漢字では翡翠とも表記するほどで古くから好まれてきた鳥です。蓮のはの上で魚を狙っているのでしょうか。片足を上げた姿、時代を経た銅味は魅力充分。蓋の引っ掛かりがやや弱いですが...

緑青に覆われていますが、綺麗な鍍金が所々に残る僧形の懸仏。鎌倉時代前半のものです。所々痛みはあるものの発掘品と考えれば状態はかなり良好と言えます。金峰山経塚出土であることを当店にて保証いたします。古代から修験道の聖域で平安貴族はじめ多く...

黄銅製の香炉。シンプルな造形ですが、非常に抜けが良く、細かな部分も丁寧に仕上がっております。脚は一鋳造ですので、水を張れますから花器に見立てても良いでしょう（確認済）。簡素なデザインに見えますが通好みの造形で長く所持するほど、どんどん愛...

小さな鉄製の厨子に入った、観音菩薩像。厨子は非常に丁寧に作られており且つ堅牢。時代を経た表情も実に味わい深いものです。中に入っている観音菩薩は金色で鍍金のように見えますがアンチモン製です。厨子の作りから見て、中の仏像は後から入れたものの...

小さな小さな銅製の観音菩薩像。左手に蓮華を持っていますので聖観音もしくは十一面観音でしょうか。時代を経て肌は黒くなり、古い銅特有の味わいです。自立します。そのまま飾ってもよし、お守り代わりにしても良いでしょう。大きな痛みはございませんが...

良い感じで親しみやすい姿の大日如来坐像。銅製で個人の念持仏だったものでしょう。大日如来はで強さを感じるものが多いのですが本品は味わい深い時代を経た銅味で、造形も暖かみを感じるものですので側に置いてもほっとできるものと思います。黄銅製。桃...

三寸ほどの小さな五鈷杵。小ぶりですがキリッとシャープ。鈷先は繋がっておらず一本一本作られており、蓮部や鬼目も鏨によるもので非常に良いです、時代が上がる物でしょう。長さ9センチですので旅壇具だったのでしょうか。土中していたような経年変化の感...

使い込まれ、時代を経た黒々とした古銅の桃形の水滴。水を入れて確認しましたが実際に使用可能な状態です。余計なものを削ぎ落とした意匠は実用的且つヴィジュアルも良いです。使用には問題はないですが、内部に何かあるようで振ると音がしますので予めご...

発掘品の金銅製蓋。用途、出土地は不明ですが、色、厚めなど非常に良い鍍金が施され、唐草文が鏨で刻まれ、所々小さな隙間が魚々子地になっています。かなり身分のある人物の埋葬品で、6〜8世紀頃のものと考えます。大陸のものなのか日本のものなのかは明...

砂張ですが、比較的よく見るタイプのものと比べて厚みがあります。厚みがあるからでしょう、金属器でありながらも温かみのある印象です。全体に緑青が出ており、状態から見て発掘品だったものでしょう。おそらく朝鮮半島からのものではと思います。緑青な...