枯れた味わいが良い板で裏に般若寺の焼印が捺されております。般若寺の国宝「桜門(鎌倉時代)」の古材でしょう。侘びた奈良らしい古刹のものという魅力もありますが、当時、戒律復興と民衆救済に献身した叡尊や忍性が尽力して再興させたものの一部と考えると個人的に非常に尊いものに感じます。二度ほど改修されておりますがその際、民間に下されたものでしょう。奈良に居ても、般若寺の古材はあまり目にする機会がありませんので希少。この味わいで敷板として使えるのが何と言っても最大の魅力。今はコスモス寺としても知られており、この時期は沢山の参拝客が訪れます。当方では気にせず敷板と使用しましたが、ガタツキがありますので予めご了承ください。鎌倉時代。
縦 15.5-16.5 横 19.5-20 高さ 3-3.5 (cm)
売約済 ありがとうございました。