武将形で玄武に乗った木彫妙見菩薩です。座像の剣を持ち、ピースをしたような像容は良く見ることがありますが、この形は少ないです。顔もきれいに彫られて凛々しい像です。玄武の頭が欠損しているのが惜しいですが、甲冑を着て立つ姿は魅力があります。黒っぽく経年変化した肌の下は胡粉で下地が施されております。経年で黒くなりかえってシャープさがましております。本来は色鮮やかな彩色が施されていたのでしょう。帯の欠損、光背、玄武の頭、台の欠損はありますが、充分鑑賞できる状態かと思います。桃山時代。
縦 9 横 8.5 高さ 21 (cm)
売約済 ありがとうございました。