仏教美術– Buddhist art –
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金銅台座 売約済
綺麗な鍍金が残る金銅の返花台座。おそらく舎利塔などの台だったものでしょう。文様は細密に彫られており、細部も手抜きなく丁寧に作られております。残欠ですが見過ごせないシャープな作りで、このままでも充分魅力がありますし、金銅仏などを飾る台とし... -
抽斗 売約済
経典、和賛本などを収納する抽斗。金具や塗り、蒔絵が施されているものが多いですが、このようにシンプルなものはあまり見たことがなく、白木なだけに神仏習合を感じさせます。デザイン的にも普段で使用できるのではないでしょうか、既存の家具ともきっと... -
木彫五輪塔形舎利容器 売約済
木製で轆轤引きで形成され、底面を見ると木地に漆がしっかりと塗られ、その上に金彩で仕上げています。どっしりとしながらも均整のとれた五輪塔形で、空、風、火輪部が蓋、水、地輪部が本体で内部が刳り貫かれています。時代なりの経年による変化はござい... -
五輪塔残欠 売約済
空輪、風輪、火輪、水輪の上部の四部分はありますが、一番下の地輪がありません。破損したのではなく、一石ではなく二分割で上部分と地輪のみ別で作られていたもので、下部分は仕入れた際に既に無い状態でした。柔らかな彫で味わいがあります。石は硬さの... -
古材箱 売約済
何処のものかは焼印、墨書がないのでわかりませんが、非常に清らかで品の良さのある枯れた味わいです。古材の魅力を引き出した箱で、丁寧に作られています。コレクションを収納する箱としては勿論ですが、仏教美術の小品などのコレクションを飾る台として... -
木彫八臂弁財天像 売約済
実に丁寧に彫られている弁財天坐像。小さなもので、ここまでの彫はなかなか出会えません。手の破損、持物の欠損、宝冠の折れなどがございますが、それを感じさせません。厨子も非常に出来の良いもので塗りも堅牢。背面に「恵心之御開帳 探慶之作」と書か... -
「紺紙金泥経」額装 売約済
まるで二月堂焼経(奈良時代)を思い出す感じですが、こちらは平安時代の紺紙金泥経。火災にあったものでしょう、下部が焼け落ちており、残った部分は綺麗です。写経で一番大事な字もしっかりとした綺麗で力強い楷書で書かれております。文字の印象がより... -
一石五輪塔 売約済
素朴な形で良い味わいが魅力の五輪塔。日本独自のもので、個人的にも好きな形です。わりとずっしりとした石で、表面が風化し灰色にガサっとした感じになっており、和泉石、青石などと呼ばれるものでしょう。小ぶりなサイズで庭先に置いても良し、室内でも... -
十一面観音菩薩像 売約済
優しく温かみのある表情、どこか女性らしさを感じる十一面観音菩薩像。水瓶を持っているので長谷寺式と呼ばれる形です。錫杖、水瓶にあった蓮華は欠損してしまったのでしょう。光背、台座、宝冠などを含む金具は後補でので、画像で見ると時代が下るように... -
銅造地蔵菩薩像 売約済
銅製の地蔵菩薩像。おおらかな作りでありますが慈悲深い優しい表情。顔もわりとしっかり残っているのは嬉しいですね。中世特有の柔らかな金属の表情で、時代を経た色も良い雰囲気です。火中した感じは無いようです。室町時代。 縦 1 横 1.5 高さ ...