厳しさがあり、存在感、古格も充分。手に持つと非常に軽く、横から見ると前に出ているような立体感のある彫は古手のものでしょう。一度、両足から折れたようで接着し継なげた修理があり、左手にもつ極細であったであろう宝塔の相輪部が無くなっています。また左手の袖の角の部分が欠けたようで「こくそ」にて補修されております。それらを考慮しましても、状態は良好と思いますし、魅力を損なうものではございません。14世紀前半、鎌倉後期まで上がるものと考えております。厨子はございません。
縦 4 横 6 高さ 12 (cm)
売約済 ありがとうございました。