魯山人の代表的なデザインで発表以降、漆器の各産地で写しが制作され、今や日本の伝統的な意匠といっても差し支えないぐらい好まれています。日と月を金と銀の丸で表現した部分は同じですが、碗の形、仕上げは魯山人のそれとは異なりますが、品の良い上質な塗り、見込みに布を被せた堅牢で丁寧な作りは輪島あたりのものと推測します。木地も実に薄く挽かれた良いものです。実際に使用されていたものですので、細かな傷、元々木地の状態で既にあったと思われるヒビ(その上に漆が塗られ仕上げられています)や歪み、使用時の小さなカケが高台にあるもの(五客の内一客のみ)など経年による変化は少なからずございますが、焼けもなく状態は概ね良好。安心してお使いいただけます。デザインも現代の空間、食器に合せ易いです。昭和期。
直径 13 高さ 8 (cm)
売約済 ありがとうございました。