一見素朴で民衆仏のように見えますが、鋭い彫、表情、姿、技術がなければ出来ない表現は仏師の手によるものでしょう。台座も一木で彫られています。この像の大きな特徴は背中に納入品があったこと、残念ながら入手した際に中のものはない状態でしたが、この像のつくりは興味深いものがあります。中世を感じさせる部分が随所にあり、室町時代頃のものではないかと推測しております。背中の蓋になっている部分は元々膠で留めてあったと思いますが、外れているまま、そのままでの販売いたします。背中部分は取れ易いですので予めご了承の上御検討ください。
縦 5 横 7 高さ 20.5 (cm)
売約済 ありがとうございました。