漆塗りの職人「塗師(ぬし)」が使っていた作業台。幾重にも漆が垂れ、色が付き何層にもなっております。この表情は職人さんによって異なるのが面白いですね。塗って落ちた漆がそのままでボコボコした板もあれば、毎回綺麗に掃除してあっただろうと想像できる板など様々です。この板は後者で、仕事が終わるたびに綺麗にした職人さんのもの。定期的に研いでもいたのでしょう。花台として使うも良し、壁に掛けて抽象画のように飾っても良いです。作為的に作られて物ではございませんので、すんなり目に入ってきます。ウィリアム・デ・クーニングを感じさせるようなアクションぺインティングの作品みたいですね。大正~昭和時代。
縦 27.5 横 50 高さ 5.5 (cm)
売約済 ありがとうございました。