小さな厨子に納められている阿弥陀三尊像。阿弥陀如来が中央、勢至菩薩と観音菩薩が両脇に配置されており所謂「善光寺式」と呼ばれるスタイルのものです。光背は無くなっていますが時を経た風合いも相まって古格があります。鎌倉〜室町時代にかけて善光寺式は盛んに製作されましたので、時代は下ると思いますが個人の礼拝用も作られたのでしょう。造形、経年の具合から室町まで上がるかもしれませんが、小さな像はなかなか判断が難しいので断定はできません。細密な作りで、痛みもありますが、それも含めて魅力があります。厨子も厚みが薄く幅広で古格があります。古いものの為、欠損している部分、経年による変色、埃などございますので状態を画像で十分ご確認の上ご注文下さい。小さな厨子入りで古格ある、三体が揃うものはなかなかございませんので是非ご検討下さい。室町〜江戸時代。
厨子 縦 2.5 横 7 高さ 9 (cm)
売約済 ありがとうございました。