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3.11より一年

故郷を襲った震災から一年が経過した。日本はこれからどのように復興していくのか?この一年で一筋の光を見出すことができたのだろうか?

東北は他の地方都市と同様に人口の減少、産業の衰退は震災前から大きな問題であったし、震災後、更なる人口や産業の流出を加速した。そして今後もその傾向は続くのではと感じている。特に原発の影響は大きすぎる。復興のスタートすら切れていない地域はたくさんあるし、将来が不透明な地域もあるのはなんとも悩ましい。復興といっても、いったいどんな解決策があるのか僕の頭では想像すらできない。未来への道筋はどのように描くべきなのだろうか?感情論、精神論は何かを推し進める上である程度モチベーションを高めるのに必要であるかもしれないが、人の短い人生を考えてみると今回の原発の問題に関しては足枷となってしまう可能性は充分あるだろう。本当の意味で何が正しくて何が間違っているのか自分自身で決断しなくてはいけない時代になったのかもしれない。人のせい、周りのせい、国のせいにしていい時代は終わったのだろう。震災の被害に遭いつつ、そのような難しい決断を迫られた地域に住む人たちの心痛は僕の理解を超えてる。

3.11震災後の日本を考えると、僕の小さな脳みそでは本当に答えが見え出せない。本当に悩ましい。少しでも未来に希望は持てるように、身近なところからやってしかないのだろう。自分が死ぬときに未来に問題を残してしまったと後悔だけはしないように生きたいとますます感じている。誰もが希望を感じることができる事によって、本当の復興はスタートを切るのかもしれない。

被災地の一日でも早い復興、原発の収束、汚染がこれ以上広がらないことを心より祈っております。

NO NUKES!!!

 

2012/03/15

vol.77 Shepard Fairey (シェパード・フェアリー)  ≪ 三坂堂通信 ≫ vol.79 Banksy (バンクシー)