生々しく、現代では残酷に感じる描写でありますが、織田信長の前で拾阿弥を斬殺したことで、織田家から追放されていた前田利家が無断で桶狭間の戦いに参加し、その際の功績を描いた図です。 加賀藩では、各家の床の間に掛けて称賛したとのこと。無落款ではありますが、非常に良く描かれ、赤母衣衆筆頭で傾奇者と呼ばれた利家公をまじまじと伝えるものかと思います。染み、日焼けは少々ございますが鑑賞に大きく差し支えるものではないと判断しております。絹本。養生箱。
本紙 縦 93.5 横 41、 全体 縦 163 横 58 (cm)
売約済 ありがとうございました。