両腕、光背、磐座などは失われていますが不動明王らしい威厳は失われていません。腰を捻った姿、丸っこいの頭部としっかりした体躯のバランス、肩から下がる条帛の彫りなどを見ると時代が上がりそうです。少し穏やかな顔立ちですが厳しさも併せ持っております。不安定ですが自立します。磐座から一木で彫られたもので、傷んでいたのかもしれません、足裏部分の少し下の部分から切ったようです。そのためやや斜めになりますが、何かを噛ませ良い立ち位置を調整して下さい。入手時に倒れ防止のため既に簡易的な台が付随しておりましたが、新しいものに作り変えるとより良くなると思います。台に取り付け器具などはなく、ただ置くだけのものです。南北朝以前と判断しております。
本体 縦 8 横 10.5 高さ 39.5、 全体 縦 11 横 10.5 高さ 43.5(cm)
売約済 ありがとうございました。