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金銅経筒 売約済

    戦乱で国土が荒廃した中世末期に民衆の間で爆発的に興った日本全国六六カ国を廻って奉納する廻国納経で法華経を入れた納経。そうした経筒のほとんどが10㎝程の円筒状の金銅板鍛造製で全国107か所、300口以上が現存しているそうです。経筒は埋納されたり、寺社に釘で打ち付けられたそうです。本品は埋納されたもので、上部に痛みがあり蓋は紛失しておりますが、銘文が判読でき、少しですが鍍金も残っているのが魅力です(参考資料「小さな蕾359」 仏教美術蒐集5 最後の経筒 廻国納経 松田光)。前所有者はオトシをいれ花を活けて愉しんでいたようです。「十羅刹女 信?住 永泉 パク(梵字)奉納経王 六十六部聖 三十日神 天文五令月日」と銘文があります。天文5年・室町時代。養生箱。

    直径 4.5  高さ 10 (cm)

    売約済 ありがとうございました。