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新田猫 売約済

    江戸時代に新田郡下田嶋村(現:群馬県太田市下田島町)の新田岩松氏の当主が4代にわたり養蚕の鼠除けとして描いた「新田猫絵」。新田源道純筆(三代目)とありますが落款はございません。かなり枚数が描かれていたこと、また当時からその絵師が描いた複製も出回っていたようです。その人気にあやかって広い地域に波及し、絵師も模倣して描き、版画なども摺られ、神社ではお札となって今も残っています。そのようなことも、ひっくるめて新田猫絵なのかもしれません。お金に困った藩主が描いた絵が鼠の被害を防ぐ札となっていくストーリーは民間信仰の成り立ちとして実に興味深いものです。そのようなことも踏まえて見ても良いですし、何も知らずに見ても可愛くて魅力充分。江戸時代後期。箱無。

    本紙 縦 47.5  横 30、 全体 縦 116.5  横 49.5 (cm)

    売約済 ありがとうございました。