縄文時代の信仰の名残なのか全国で自然石を祀っているのは散見されます。どのような信仰のものだったかは浅学の為わかりませんが、今回の石は、宝珠、桃、縄文人的思考では乳房に見える石なので神棚で、大事に祀ったのかもしれません。社、台まで設えており、当時の人々が、神や仏も分け隔ていなかったことが伝わってきます(石だけではなく、御社や台座があるのが魅力のひとつ、信仰されていたと証明できる大きな要素です)。どこのものかは詳細はわかりませんが、東日本ではなく、西日本(おそらく中国地方)のものであることは間違いないようです。このような素朴で原始的な信仰のものを見つけるとつい欲しくなってしまいます。時代は、石以外のものから、アバウトに江戸~明治くらいのものだろうとしか言えません。
お社(厨子)の屋根の右側が釘が外れているか、もともと留めていない様になっております。元々、外れるように、ただ置くだけの作りのような気がします。飾る際、見る際にも全く問題ないと判断しております。
石 直径 6-6.5 高さ 6、 厨子 縦 18 横 20 高さ 26.5 (cm)
売約済 ありがとうございました。