葡萄杢の小ぶりな盆。煎茶盆として生まれたものでしょう。材は楠の葡萄杢。節などの自然な凹凸部分を敢えて、そのままにした特徴ある盆です。昨今このような材料を生かし製作している木工家さんの作品などを多く目にしますが、昔からこのようなスタイルはあったのですね。近年の作品は、オブジェ寄りのものが多いですが、本品は盆として全く問題なくお使いいただけますのでご安心ください。材料の特徴を見据えて長く使えるものを作るということは簡単なことではございません。材を見極めて、それにあった加工を施す、当たり前のことですが、簡単なことではないと思います。確かな技術があるからこそ、絶妙なバランスで道具として、盆として成立させているところがこの盆の最大の魅力かと思います。茶盆、酒器盆に是非!大正~昭和時代。
縦 16.5-17 横 25 高さ 2 (cm)
売約済 ありがとうございました。