合鹿碗の郷、柳田村から出た根来碗。合鹿では根来はないと言われていますが、このような小碗ではあったとのことです。幻の合鹿の中のでも、更に少ないものかと思います。豪快で、高台も張っていますし、布を被せて塗り上げた堅牢な仕上がり、細かく入った自然な断紋は他の漆器とは一線を画す魅力があります。時代は室町と言われていますが、現在はそこまで上がらないとも言われております。これから少しずつ解明されていくことでしょう。同手がミホミュージアムで行われた根来展でも展示されましたし(寸法、形状は、ほぼ同じ、時代、産地の記載は目録にはありませんので学術的調査がまだなのからでしょう)、2011年三月号「目の眼」では蒐集家の故等々力孝志氏が合鹿の根来盃として同手を紹介しております。豪快で迫力のある盃です、是非ご検討ください。
直径 11 高さ 4.5 (cm)
売約済 ありがとうございました。