銅器としては古くからある形です。もとは中国の副葬品、青銅器の蒜頭壷、銅器として室町時代、明時代でも写され、その後、陶磁器でも同じ形が作られています。日本では中世に花器として珍重されました。国内でも作られましたので、国産か唐物かは、なかなか判断が難しいですが、16世紀頃に製作されたものと判断しております。やや小ぶりなサイズが嬉しいポイント。抜けも良く、小縁も実にシャープです。底板の修理、凹みはありますが、時代を経た艶やかな肌は何とも言えません。口は小さいので、非常に花が活け易いです。箱は養生箱で唐木台が付属します。
直径 9.5 高さ 19.5 (cm)
売約済 ありがとうございました。