コンテンツへスキップ

根来丸盆 売約済

    根来の脚付盆。擦れた箇所から黒の下塗りが見える特有の味わいと三箇所の良い作りの脚が魅力、作りから見ても寺院で使用されていたものと考えて間違いなでしょう。裏面を見てみると丸い跡があり、元々はくるみ足だったものをこのように作り替えたものというのが推測できます。底面を確認しない限り、作り替えたとは思えないほどの出来です。当時は漆器も高価なものだったでしょうから、このように再利用することはごく当たり前だったかもしれません。元々の盆は桃山〜江戸初のもので、江戸時代中期以降に根来脚付盆に作り替えたものと考えます。ご使用に問題なく、違和感はさほど感じませんが、ヒビが生じて塗りの補修がされている箇所がありますので画像にてご確認下さい。盆として、飾り台として最適。

    直径 35.5-36.5  高さ 7.5-8 (cm)

    売約済 ありがとうございました。