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The Beastie Boys

The Beastie Boys アダム・ヨーク(Adam Yauch)が47歳で2012年5月4日癌の為亡くなった。ビースティ・ボーイズは僕の青春時代一番好きなアーティストだったので大きなショックを感じた。東北の田舎にいた僕は“Licence to Ill”を聴いたときはかなりの衝撃を受けたのはいうまでもない。その後三枚目のの92年の”Check Your Head”は今尚ドライブで必ず聴くアルバム。その革新的な音楽を含め、ファッションやライフスタイルに至るまで90年代当時は絶大な支持を受けていた。特にスケート、スノボード界ではかなりリスペクトされていた。大会では必ずと言っていいほど彼らの曲が流れ、クラブでももちろん1番盛り上がっていた(日本ではあまり流れていなかったが・・。)もちろん僕も影響をもろに受け、プーマのスウェードシューズなどを買ったのは彼らが履いていたからだ。T-シャツやパンツも買った。彼らの音楽はまさしく革新的でミュージックビデオを含め常にクレバーでクールで、しかもかっこつけていない「素」を感じるものでそれが他のアーティストとは一線を画していた。かっこいいだけではない世間に対するアンチテーゼや政治的なメッセージも含みそれが作品に深みを出していたのだろう。あのオルタナティブな感覚はストリート(普段の生活)の目線だから生まれただと思う。彼らの音楽を聴いてきたからこそ、ストリートの感覚で古いものと向き合っていきたい。きっとそういう目線でものを見ていかなければ人々には受け入れられない。ご冥福を祈る。

 

2012/05/17

vol.86 現代の空間における骨董の嗜好  ≪ 三坂堂通信 ≫ vol.88 思考の源