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Shepard Fairey (シェパード・フェアリー)

Shepard Fairey1970年生まれアメリカ出身のストリートアーティスト・・・・。ストリートアーティストといってもいまや超大物アーティストの一人。一躍、時の人になったのは2008年の大統領選挙オバマ氏のアイコン的なポスターやステッカーを勝手に作って勝手に売出し張りまくり、それが選挙陣営の目に留まり(オバマ陣営もこういうものは見逃さないと言うか目ざとい!)オフィシャルイメージになり、その後はスミソニア博物館のコレクションに加わった。

Shepard Faireyそれ以前から、ステッカーやアパレルなどの多方面で活躍してビジネスでも成功しているのでストリートカルチャーやファッションに興味がある人であれば彼のステッカーやグラフィクスは目にしたことがあっただろう。さらに有名アーティストのジャケットも多数制作しているし、その才能は早くから注目され、さらにストリートからも絶大に支持されていた。やはり、記憶に残るのがアンドレ・ザ・ジャイアントのOBEYのステッカー。プロレス世代の僕らには何とも馴染みやすくかつインパクトのあるもの。

ステッカーにTシャツのプリントは80年代後半から90年代にかけて本当にすごかった。スケボーショップなどはステッカーを作り、それを至る所に貼り付けたり、配ったりとステッカーの貼られている量と人気はほぼ比例していたように感じる。また、様々なT-シャツのプリントは強いメッセージ入りからそうでもないものただの宣伝、企業のパロディーと盛りだくさんだったことを覚えている。今もその動きは衰えていないような気がする。

Shepard Fairey古いものとか骨董とかを扱っているとだんだんとストリートカルチャーからちょっと離れてしまいがち、古いものはイメージ通り地味な業界であるのでストリートカルチャーの爽快感とかアンチテーゼとかレスポンスの早い刺激が少ない。この辺とクロスオバーさせていろいろとやっていくと面白いのではと考えているがいまのところ良いアイディアは全く浮かばない。まあ、ゆっくり考えて行こう。

 

2012/03/08

vol.76 否諾 ≪ 三坂堂通信 ≫ vol.78 3.11より一年