コンテンツへスキップ

東大寺八幡経断簡

    鎌倉前期を代表する写経、通称「東大寺八幡経」。薄くなっていますが紙背に「東大寺/八幡宮」の印が押されています。東大寺八幡宮(手向山八幡宮)は法華堂を正面からみて右側にあり、もとは平城宮にあり焼き討ちにあった後、鎌倉時代に今の場所に移り神仏分離まで東大寺に属しその鎮守社とされてきました。尼成阿弥陀仏の勧進に応じて多数の僧俗が書写や経蔵造営のための費用を寄進し、東大寺僧が筆を執ったとされるもので、12行あります。台紙裏面に墨書あり、値札が貼ってありますが数十年前に京都の古書店で販売されたもので、剥がさず敢えてそのままです。鎌倉時代。

    本紙 縦 26  横 25、 全体 縦 36.5  横 36.5 (cm)

    65,000円(税込、送料込)